「肉ばなれ」って???
トレーナー活動 2017/09/13皆さま、こんにちは。 みずた整骨院です。
スポーツの秋、体育祭や運動会また新人戦の季節ですね。
そんな時期に最も多いのが「肉ばなれ」。。。
「肉ばなれ」=筋肉の断裂 (ふともも、ふくらはぎに多い)
- 筋肉の繊維が切れてしまう●
ダッシュや急に方向転換するような動作をした瞬間、ふとももやふくらはぎに激痛が
走ったり、歩きづらくなったら「肉ばなれ」を疑ってください。
「誰もいないのに後ろから蹴られた感じがした」とか「ブチッと音がした」などの
状況を説明したら、まず間違いないでしょう。
程度にもよりますが、足を地面につくのも困難になり、ケンケンで歩いたりします。
肉ばなれはⅠ度からⅢ度まであります。
1つの筋肉は細かい筋繊維が束になったものですが、
Ⅰ度は軽く筋肉全体を引き伸ばしてしまった状態(微細損傷)、
Ⅱ度はその筋繊維何本かが切れてしまった状態(部分断裂)、
Ⅲ度は1つの筋肉が完全に切れてしまった状態(完全断裂)です。
処置としては、アイシングで冷やし、包帯やテーピングで圧迫固定するのがベストです。
無理をすると治りが悪くなるばかりではなく、筋力低下や肉ばなれクセなどの症状が
残ることがありますので、しっかり治療をすることが大切です。
Ⅰ度なら数日の安静でもと通りになりますが、Ⅱ度以上なら急性期の数日はしっかりアイシングを続け、
熱感などが引いてきたら逆に温めて血行を促進し筋肉の緊張をほぐしながら、ストレッチや筋力トレーニングを
行う必要があります。ランニングができるようになるまでには、2~3週間程度かかる場合もあります。
肉ばなれも、成長期には多いスポーツ障害の1つです。また筋肉の疲労が肉ばなれを引き起こす原因にもなります。
Ⅱ度以上の肉ばなれは的確な治療をしないとほぼ後遺症が残ってしまうのが現状です。
時間が経ってから治そうと思ってもなかなか筋繊維が修復しません。
思い切り走れない状態が続いている場合はしっかりと診断を受け計画的にリハビリを行うようにして下さい。
保護者の皆様には、お子さんの痛みのサインを見逃さず、成長期のスポーツ障害を理解されたうえで、
自宅でケアできるものは実践していただき、お子さんが安心して部活動をできるようにサポートしてあげてください。
また、成長期に必要なストレッチやテーピング、体幹トレーニングなど詳しくお知りになりたい方は、お気軽にお尋ね下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。